CROSSFMラジオ「ウェルネスWAVE」2025年11月 ゲスト:建築家 古森弘一さん

【ラジオ放送レポート|2025年11月 ゲスト:建築家 古森弘一さん】

11月の「ウェルネスウェーブ」には、北九州出身の建築家・古森弘一さんを3週にわたりお迎えしました。

1972年小倉生まれの古森さんは、2003年に自身の古森弘一建築設計事務所を設立。
グッドデザイン賞、日本建築家協会環境建築賞、福岡県美しい街づくり賞大賞など多数の賞を受賞し、現在は九州大学の非常勤講師としても活躍されています。

 

 

■建築の中心にある「対話」と「個のウェルネス」

古森さんが最も大切にするのは、対話を通じてその人らしい時間の土台をつくること。
建築は、図面を引くだけでなく、
「どんな時間が好きか」「どんな空気が落ち着くか」
という、その人のウェルネスの源を深く聴くことから始まります。

例えば「外で食事をするのが好き」という家族なら、その時間を最大化する設計を。
暮らしの動線や光の入り方まで、生活の質=ウェルビーイングを高めるために丁寧に構築します。

また、職人さんにも「なぜこれをつくるのか」を丁寧に伝え、
作り手の働きやすさ・納得感にも配慮する姿勢が印象的でした。

 

 

■建築は「形」ではなく人の関係と健康を育む器へ

古森さんは、現代の建築は形の美しさから
「人間関係を育む場」へと役割が変わってきていると指摘します。

図書館の例では、本を読むだけの空間から、
興味がない人でも気軽に入れる「交流の場」へ進化。

人が集まり、対話し、息をつく
これ自体がウェルネスの機会となる。

建築は、心身や人間関係という見えない健康を支えるインフラでもあるのです。

 

 

■ウェルネス実践者としての古森さん

多忙な日々の中でも、朝泳いで頭をクリアにしたり、
トライアスロンチーム「NORTH NINE」で矢野と一緒に体を動かしたり、
ご自身がウェルネスを体現するライフスタイルも紹介していただきました。

また、「子供建築塾」では考え方を育てることに重点を置き、
子供たちの独創性を認め、伸ばす取り組みを展開。
これもまた、心のウェルネスを育む教育と言えます。

 

 

■豊かな関係性と整った自分が、人生の土台になる

古森さんのお話から見えてきたのは、
建築とウェルネスは、本質的には同じ「土台づくり」。

心地よい空間は人を整え、
整った人は、良い関係性を生み、
その連鎖が豊かな暮らしをつくる。

そんな深い繋がりを教えていただいた3週間でした。

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