【レポート】住倉鋼材株式会社・社員向け健康研修を実施しました。

「今の自分を正しく知ろう!」社員向け健康研修。

2025年11月17日、北九州市小倉北区に本社を構える住倉鋼材株式会社様の安全会議において、当社代表・矢野が住倉鋼材様の健康アドバイザーとして、「今の自分を正しく知ろう!」をテーマに研修を実施しました。

 

 

住倉鋼材様は長きにわたり北九州の基幹産業を支える企業であり、安全への高い意識と、社員一人ひとりの健康を守る姿勢を大切にされています。今回の研修もその取り組みの一環として実施され、約50名の社員の皆さまにご参加いただきました。

 

 

 

■ 健康は「資産」。そして運動はその土台をつくる

冒頭では、矢野より「健康は人生で最も重要な資産である」という 弊社の基本理念を共有させていただきました。

現代社会は、仕事、家庭、趣味など複数の役割を同時にこなす必要があり、誰もが忙しさの中で「健康づくり」を後回しにしがちです。

 

 


実際に、厚生労働省が示すデータでは、

  • 運動習慣がある人(20歳以上)
     男性:33.4%
     女性:25.1%
    (※「1回30分以上の運動を週2回以上、1年以上継続している人」)

と、運動を継続できている人は決して多くありません。

 

 

「健康の大切さはわかっている。でも続かない」「何から取り組めば良いかわからない」「時間がない」
こうした声は、企業研修でも地域講座でも必ず聞こえてきます。

そして、その理由の多くは 今の自分の状態がわからない ということにあります。

 

 

■ 健康診断は受けるのに、身体の使い方や体力は「診断」していない

健康診断の受診率は非常に高く、多くの方が自分の血液データや内臓の状態は把握しています。一方で、

・今の体力レベルはどれくらい?

・筋力の左右差は?

・姿勢や柔軟性のクセは?

・どこが弱くて、どこが固いのか?

・疲れやすさの原因は?

 

 

こうした 動作や体力の現在地を理解している人は、驚くほど少ないのが現実です。

弊社では常々「健康診断は内側の健康を知るためのもの。体力測定は外側の動ける身体を知るためのもの」と説明しています。

両方が揃ってはじめて、未来の健康をデザインするためのスタートラインに立てます。

 

 

■ 今回の研修テーマ:「今の自分を正しく知ろう!」

住倉鋼材様の社員の皆さまは日頃から安全意識が高く、今回の研修も真剣に聞き入る姿勢が印象的でした。

研修では、以下のポイントを中心に進行しました。

 

 

① 体力測定の重要性

・体力は気づかないうちに低下する

・「見える化」することで改善点が明確になる

・正しい運動を選ぶためには“今のレベル”を知ることが最重要

 

 

② まずは知ることがモチベーションにつながる

「いきなり運動を習慣化する」のはハードルが高いですが、
「今どれくらいできるか」を知ることで、人は自然と次の行動に移りやすくなります。

これは健康経営においても同様で、
今、社員がどんな身体状態なのか
を把握することは、企業が効果的な健康施策を打つための基盤となります。

 

 

③ 実技体験:簡易体力チェックを実施

当日は短い時間ではありましたが、

・握力チェック

・片脚バランス

 

 

など、日常生活では意識しにくい体力要素を体験していただきました。

参加者からは
「自分が思っていた以上にバランスが取れない」
「握力はもっとあった筈なのに。。」
など、気づきの声が多く上がりました。

 

 

■ 12月より本格的な体力測定を実施へ

今回の研修は序章にすぎません。

12月からは、住倉鋼材様の社内にて 本格的な体力測定を実施 していきます。

 

 

体力測定では、

・握力

・ジャンプ

・上体起こし

・反復横跳び

他。。多角的に身体状態を評価します。

これにより、社員一人ひとりの体力レベルを見える化し、
改善ポイントを明確にすることができます。

 

 

また、企業としても

・年代別の体力傾向

・業務特性による特徴

・将来的な健康リスク

・介入すべき健康課題の明確化

 

 

といった 組織単位の健康データ を得ることができ、
健康経営を進める上で大きな価値を持ちます。

 

 

■ 健康経営時代、企業に求められるのは「社員の現在地を知る仕組み」

国が推進する「健康経営優良法人制度」や働き方改革によって、企業が社員の健康を守る時代が本格的に始まっています。

しかし、

 

 

・健康診断の結果だけでは、本当の意味での「健康状態」はわからない

・痛み・疲労・コンディション低下は、体力低下や動作不良が背景にある

・業務パフォーマンスは「動ける身体」に大きく依存する

 

 

 

このような視点は、まだ十分に浸透していません。

だからこそ、今回のように 体力測定を企業として導入すること は、
まさに時代を先取りした取り組みと言えます。

体力は「労働力」の源であり、
将来的には「体力データも企業の経営指標」になる時代が来るでしょう。

 

 

■ One Day Design が目指す「未来の健康をデザインする」企業支援

当社は「未来の健康をデザインする」という理念のもと、

 

 

・パーソナルトレーニング(GROUND RULE.)

・エイジングケア(&GRACE)

・企業向け健康経営サポート

・地域ウェルネス推進

・体力測定・動作評価の仕組みづくり

 

 

を通して、個人と組織の健康づくりを支援しています。

 

 

特に体力測定は、
0次予防(未病のさらに手前段階) を見える化するための極めて重要なツールです。

 

 

「健康診断だけでは捉えきれない本当の健康
「病気ではないけれど不調の原因となる身体のクセ」
「働く上で必要な体力の基準」

ーーこれらを可視化し、改善へ導くことが、私たちの使命です。

 

 

■ 最後に:社員一人ひとりの健康が、会社の未来をつくる

まずは自分の体を知る
これほどシンプルで、これほど大切な健康習慣はありません。

12月の体力測定を通して、社員の皆様が自分自身の身体と向き合い、
より健康で安全に働ける未来を一緒につくっていけることを願っています。

One Day Design はこれからも、企業・地域・個人の健康を支える活動を続けてまいります。

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